京都モダン建築祭2022~中京編~

2022年11月11日~13日までの3日間、京都モダン建築祭が行われていたので弾丸日帰りで見学してきました!
エリアが中京・御所西・岡崎・その他と分かれておりましたので、見学できた中京・御所西・岡崎の
各エリアごとにご紹介したいと思います。
詳細はこちら↓
 京都モダン建築祭 (kenchikusai.jp)

まずは中京編

①京都市役所本庁舎
 順番待つこと30分ほどで中に入れました。
 設計は「関西建築界の父」と言われる武田五一氏。
 Wikipediaによると、千葉市にある現・千葉トヨペット本社(旧日本勧業銀行本店)の設計補助もされたとのこと。
 観に行かないと!!

外観
装飾的な配置、寸法は西洋の建築様式に従って見ますが、全館の内外に渡り日本、中国、インド、イスラム等、東洋的モチーフに
置き換えられているそうです。
ほぼ左右対称で、中央と両翼を突き出させて強調し、さらに塔を建てる形態をもつことより、ネオ・バロックを基本としています。

廊下からみた出入口
葱花型のアーチはイスラム的造形です。

ステンドグラスには、京都の四季が描かれています。

市会議場:天井
イタリア・ルネッサンスのような格子状の天井に幾何学模様のステンドグラス。

天井の模様は葱花様のイスラム調。

市会議場:正面
正面アーチはインドの建築様式。

正庁の間

美しい照明

②フォーチュンガーデン京都(島津製作所旧河原町本社)

島津製作所の社屋として昭和2年に建築された,鉄筋コンクリート造4階建ての建物。武田五一が設計顧問をつとめ,教え子の荒川義夫が設計を担当した。ロマネスク風の柱頭,三角形のモチーフなどが意匠の特徴となっている。昭和初期の都市景観を伝える建築である。
ー京都を彩る建物や庭園より転載ー

③京都御幸町教会

右手奥の少し下がっている扉は、上下げ式のドアになっています。

⑤加納洋服店
大正期の町屋の表屋を昭和2年に改修。
3階建の建物に見えますが実は2階建。3階部分はパラペット立ち上げです。
見学日ではなかったので、中には入れなくて残念。

⑮革島医院

昭和11年に建てられた木造3階建の住宅兼病院。あめりか屋の設計施工。
左右非対称のクイーンアン様式による建物で、フランス瓦の屋根、イギリスやドイツ等の住宅で採用されていた「ハーフティンバー」という様式を用いて柱や梁をむき出しにしたデザインとなっています。

革島医院も整理券を確保できず、内部は観られませんでした。本当に残念。
どれも素敵な建物ばかりで感動の嵐です。
続きは後日アップいたします。

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